犯罪を犯した人の前科記事を削除する忘れられる権利とは

逮捕歴

忘れられる権利とは

忘れられる権利とはインターネット上におけるプライバシーの保護のあり方を検討、施行されてきた権利の事を言います。個人情報を検索結果から削除してもらう権利の事でもあります。それは検索エンジンの中から消されるだけであり、「忘れられる権利」としてウェブサイトから全て消えるわけではありません。

過去に犯罪を犯した人間の前科記事はSNSで誰でも検索できるようになり、例えこれが運営サイトの管理人が承諾して取り消されたとしても、個人がフィッシュサイト等に登録してイルミネーション場合、登録者の特定ができず、半永久的に残る場合もあります。

逮捕歴などが記載された記事は、検索されれば「お名前検索」ですぐにヒットしてしまいます。

そうした中で起きた事例としては、未成年の時にやってしまった犯罪です。未成年が故に実名載りませんが、SNS上で実名、学校名が暴露される事は多々あります。それが削除されないまま残され、やがて就職活動をする時期となり、履歴書を会社に送った場合、人事担当者によって人名が検索される事は珍しくありません。そこでヒットしてしまえば、彼は就職する事は出来ません。

若気の至りとしてやってしまったバイト先での全裸写真。厨房で浴室替わりに体をつける。アイスクリームのケースの中に入り込む。地下鉄の駅のホームを渡るなど…未成年だから大丈夫と思うのは大間違いで必ず実名は載ります。すると先の就職活動中にすでに落とされ、また、今では娘の交際相手を父親が名前検索をする場合もあり、そこで過去の事がバレて結果話も立ち消えた例もあります。

”知る権利”と”忘れられる権利”とのバランス

「忘れられる権利」が保障されるには掲示板やブログ、SNS検索サービスなどを運営する業者の協力が不可欠です。これに対して「知る権利」や「表現の自由」が損なわれるとして議論されています。

また、本当にネット上に拡散したデータ全てを消去する事は可能なのでしょうか。「忘れられる権利」が認められた場合、とてつもなく広大なネット情報の中から該当する名前を検索して削除するという作業にはとても多くの時間と労力を負担為ざるを得ません。今までにこの権利が認められたのは2014年のスペインの男性。

10年前に解決した債務記録のリンク削除であったり、フランスの女性のヌード写真などがあります。一番効果が期待されているのは「リベンジポルノ」だと言われています。アメリカでは投稿の削除には時間も費用もかかり、社会問題化しています。日本ではまだ法制度が導入されていません。つい先日も元暴力団関係者が脱会した後に会社を設立しましたが、過去の暴力団関係者として名前が検索されてしまうが故に口座が開けなかった事で問題になっています。